法政大学 人間親和型・計測制御 研究室
所属
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メンバー
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人間親和型・計測制御研とは?
本研究室では、ヒトと同化して心身の機能や能力を補完・維持・強化する「人間拡張」やヒトからは独立した機能として人間の生活を支える「人間支援ロボット」などの人間支援技術に関して広く研究しています。人間拡張の範疇としては、非運動型VRであるMotion-Less VRや遠隔行動支援などに取り組んでいます。また、人間支援ロボットの範疇としては、ロボットの自律移動などに取り組んでいます。さらに、これら人間支援技術を支える電力インフラとして、モバイル/ウェアラブルデバイスの自動充電、柔らかいコイルによる無線送電、生活家電のモバイル化によるケーブルレスルームの実現など、無線送電技術とロボット工学技術の融合的研究にも取り組んでいます。
記事と動画
http://noriki-m.com/videos/motion_less_vr_arm.mp4
研究内容(例)
身体図式キャリブレーションによる多様なサイズのアバタへの没入
没入型バーチャルリアリティシステムでは、バーチャル空間上での身体(VRアバター)と実際の身体で寸法が異なる場合に、操作をすることが難しくなる問題があります。 そこで私たちの研究室では身体定位を実現する脳内モデルである身体図式の乖離が問題であると仮定し、 実際の空間の身体に適合している身体図式をバーチャル空間上での身体のものへと変更する「身体図式キャリブレーション」を提案し、研究を進めています。
電気刺激による味覚提示・増強に関する研究
炭酸飲料の魅力は飲料中に含まれている炭酸による清涼感や爽快感です。 しかし炭酸飲料は開封後、時間の経過とともに、炭酸ガスが抜けていくことで炭酸の刺激が弱まり、清涼感や爽快感が失われてしまいます。 そこで開封後の炭酸飲料に対して、電気刺激を加えることで炭酸の刺激を増幅し、時間経過によって失われた清涼感や爽快感を補完することができると考えています。 また、微炭酸の炭酸飲料においても同様に電気刺激を加えることで、炭酸による刺激を自分好みの刺激にコントロールできるといったことも期待されます。
論文(例)
鈴木 涼, 望月 典樹, 大山 英明, 中村 壮亮, “VRにおける身体図式キャリブレーション~前腕における収縮方向も含む広範囲での特性調査~”, 日本知能情報ファジィ学会誌, Vol. 33, No. 3, pp. 1-7, 2021.8.
望月 典樹, 中村 壮亮, “リアル身体での運動を伴わない身体没入型VRインタフェース「Motion-Less VR」の提案と基礎検討”, 日本バーチャルリアリティ学会論文誌, Vol.26, No.1, pp. 1-10, 2021.3.